皆様、こんにちは。
「La muzzle」というバンドで都内を中心に活動しております。大川方弦琴菩薩と申します。

このブログは、私の独断と偏見により【 Nepsy 】な楽曲を紹介していくものです。



今回ご紹介するのは【Kurt Rosenwinkel】です。

彼は90年代のニューヨークで新しい時代を築いた現代ジャズギタリストの英雄として知られています。現在でも、常にアートと向き合いながら進化し続け、とてつもない才能を感じさせます。最近では、ブラジル音楽のフィーリングを取り入れたサイケデリックなバンド「CaipiBand」や、どこか懐かしい音楽をオマー・ハキム等のスペシャルメンバーで作っているバンド「Ozmosys」、また、ピアノのソロアルバムを制作したりと、どれも素晴らしい完成度で、目が離せない存在です。直近で発表された、ソロギターアルバム「Berlin Baritone」も素晴らしい出来で必聴です。

■アーティスト紹介

Kurt Rosenwinkelは、アメリカ出身のジャズ・ギタリストであり、現代ジャズシーンにおいて最も影響力のあるプレイヤーの一人です。テクニカルな演奏だけでなく、独自のハーモニックなアプローチでも知られ、その創造性と才能は多くの人々に賞賛されています。彼のスタイルは、ジャズの伝統と現代的なアイデアを組み合わせたものであり、特にギタリストたちに大きな影響を与えています。また、彼は多くのアルバムをリリースしており、その音楽性の幅広さから、ジャズファンだけでなく様々な層から支持されています。さらに、彼は世界中でコンサートを行っており、そのパフォーマンスは常に高い評価を得ています。Kurt Rosenwinkelの音楽は、多くの人々にとってジャズの魅力を伝えるものとなっています。

■楽曲紹介

【Zhivago】

この曲は、現代的なハーモニーと洗練されたメロディ、そして彼の独特なフレーズワークが見事に融合した代表的な楽曲の1つです。3拍子の3拍目裏に重心が置かれ、着地感のないコードチェンジと相まって、強烈な浮遊感を生み出しています。しかし、そのすべての要素をメロディが巧みに繋ぎ、統一感のある洗練された作品に仕上がっています。とにかく最高です。最高すぎます。

また、この曲は彼のアルバム「The Next Step」に収録されており、それまでの知識や思考から脱却するために変則チューニングを使用して作成されたアルバムです。彼の才能と創造性が存分に発揮された代表作の1つとなっています。

【Casio Vanguard】

この曲は、彼が約10年間構想を練り、制作したというアルバム「Caipi」に収録されています。このアルバムは、2018年に彼のレーベルであるHeartCoreRecordから発表されました。ジャズの領域を飛び出し、サイケデリックな雰囲気に包まれたアルバムです。彼自身がMilton Nasimentoなどから音楽的影響を受けていることを公言しており、また、ブラジルの天才Pedro Martinsのボーカルも相まって、どこかミナス的な雰囲気をアルバム全体を通して感じることができます。

【Lazy Bird】

彼の初期のスタンダードアルバムから、コルトレーンの名曲「Lazy Bird」が収録されています。90年代のニューヨークを拠点に活動していた時期のアルバムで、彼らの解釈でスタンダードを再構築している特徴的なアルバムです。まさにニュースタンダードと言えるでしょう。もはや完全に彼らの曲と思えるような確立されたサウンドです。ホルヘ・ロッシとアヴィシャイ・コーエンの演奏も素晴らしいです。

■SNS

Kurt Rosenwinkelは自身のレーベルを持ち、またソーシャルメディアを通じて最新のライブ情報や新作アルバムのリリース情報などを発信しています。

【Twitter】

【Instagram】

【Facebook】

最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、お会いしましょう。

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